Wisperあるあるですがバウプレートトップのネジ穴のひび割れ(上写真は完全に分離してます。ひびだけの場合も多数)。これはデッキバーの取り付け角度とバウプレートの細さという構造・デザイン的理由と、フォールディングしてバッグで運搬するときに圧力がかかって起こると思われます。フェザークラフト社によると「このトラブルは日本特有」との事らしいのでおそらく運送会社などの配送中に起こりやすいのではないでしょうか。これだけパッキングしたカヤックを送りまくって遊んでいる(遊べる)のは日本だけでしょうからそれも納得です。
現行モデルではバウデッキバーは分割式になり、ボルト穴にもアルミの補強スリーブが挿入されもうほとんどこのトラブルは起こらないと思いますが、それ以前のモデルをお持ちの多くの方は配送時には注意が必要です。私の初回ロット版のウィスパーはいままで大丈夫ですが、おそらく6枚リブになってデッキバーも太くなった時代からこのトラブルは多くなってきたようです。
そこで持ち込まれた(上記のもの)非分割式デッキバーのウィスパーXPを現行と同じようにモディファイします。
下写真はバウプレートのみを交換した状態。
上写真Bの文字の上が支点になって圧力がかかるので、
デッキバーを切断してスリーブ&ボタンを挿入。さらに
ボルト穴にもアルミスリーブを挿入して補強します。これで現行モデルと同じです。
おそらくパッキングサイズもデッキバーの飛び出しがない分、コンパクトになりました。
同じタイプのウィスパーに対策をお考えの方には施工可能です。デッキバーのみであればその部分のみ送付頂ければ施工します。
ボルト穴の補強も必要な方はバウプレートを含んだ部分もしくはバウフレームユニット全体を送付頂くことになります。