各地から集まったユーザーさんたちと博多で飲んでから埠頭へ移動し、0:10発のフェリーに乗り込みました。早朝5時に厳原着ですが、7時までは船内で寝ていられます。対馬カヤックスの岩永さん、中澤さんに迎えに来ていただき、旅のスタートです。浅茅湾に漕ぎ出しました。
向かい風の中を進み、「あそうベイパーク」のキャンプ場泊。湾奥なのに水は澄み、グリーンとブルーの入り混じったような独特な美しさです。地図を常に確認しながらいくつもの島や入り江を横切ります。これまで見たどこにも似ていない景色です。
2泊目は対馬カヤックスの素敵なクラブハウスにお世話になり、3日目は朝食を持って金田城の城門と城壁を海から見学に行きました。
金田城は約1300年前、大和朝廷が大陸からの侵攻に備えて城山につくった山城です。まさに天然の要塞で城門は海に向いており、山の周囲を石の城壁が取り囲んでいます。そんなものが残っている事に驚きます。
帰りのフェリーは寄港した郷ノ浦(壱岐)港にて。島を離れる子供がいたのでしょう。泣いている男の子もいて、おじさんももらい泣き。
国境の島、対馬は派手な観光地ではありませんが変化のある海を持つ、シーカヤックには絶好のフィールドです。博多からのアクセスも良いので是非皆さん漕ぎに出かけてください。私は今度は寒い時期に行きたいと思っています。