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実践道具図鑑

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ヒルバーグのニューモデル、Niak1.5です。軽量、自立式、ギリギリ2名の定員、大き目の前室などシーカヤッカーに適したテントです。
3シーズンのライン「イエローレーベル」に属します。インナーの出入り口は全面メッシュです(カバーはなし)。
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ヒルバーグの他のモデルと同じく、インナーとフライは接続されているので、ポールを差し込んで立ち上げるだけで設営できます。
雨天の場合はフットプリントとフライのみで設営し、インナーは後から濡らさずに装着可能です。フットプリントも付けたままで大丈夫です。写真はKerlon1000の生地です。もっと薄くて軽量のKerlon600のモデルもある(輸入元在庫限り)ようですがシーカヤックには耐久性の面からKerlon1000をお勧めします。
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シンプルで軽量な自立式テントがヒルバーグからリリースされるのを待っておりました。
ヒルバーグは値段は少々張りますが、他メーカーでは避けられないウレタン裏地の「加水分解」が基本的にないので、長く使用することができます(保管状況にもよります)。テントは正直消耗品ですが、私の経験から申しますと他メーカーのテントを2つ使いつぶす期間くらいはヒルバーグなら一つでもってくれると思います。シームが剥げてきて、フライがベトベトするテントはいやなものですからね。

二アック1.5  
本体価格 ¥105,000
室内サイズ 120×220㎝
重量/最小重量(総重量)/1.5kg(1.7kg)
   

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冬期のウェアは何を着るか?よくご相談を受けます。上写真は私が今期使用する、KOKATAT Gore tex Tec Tour Anorakです。
所謂セミドライトップです。手首にラテックスゴムが使用されておりドライトップと違うのは首にはラテックスゴムは使用されておりません。
当然、安全性を考慮するとフルドライスーツがベストです。ただ、ここ九州では活躍の場はかなり少なくなります。なのでこのセミドライの使用頻度が高くなります。同社には同じ形で2.5レイヤー素材を使用したものもありますが、個人的には常に湿気を帯びる裏地には2.5レイヤーよりも3レイヤーに快適さの面で軍配が上がると考えています。そしてしなやかな2.5レイヤーは動き易いのですが、豪雨の場合などしなやかな分身体に密着してきて寒さの原因にもなります。2.5レイヤーと3レイヤーゴアテックス、価格はかなり違ってしまいますが・・・。インナーには私はウールを使用していますが、気温に合わせて厚さを変えます。

これはパドリング専用のアノラック(フロントオープンではない)なので、レインウェア的なパドリングジャケットのように陸上でのキャンプ時などに兼用できないのでは?とお考えの方もあるかもしれません。確かに、海旅の場合荷物は増えますが、キャンプツーリングの時にパドリングで濡れたウェアを即陸上で着るのは快適ではないので、快適主義者の私はアウターはなるだけ(特に冬期は)海上用と陸上用に分けるようにしています。

そしてボトムは今期私は同じくKOKATATのテンペストパンツを使用しております。冬に快適なソックスつきドライパンツですが、当店ではセミドライトップとの併用を推奨させて頂いております。ドライパンツに上記写真にもあるジャケットのインナーフラップをたくしこんで、ジャケットのベルクロでしっかり留めます。こうする事で沈脱時も完全防水とは言いませんが、少なくともソックス付ドライパンツのみ着用の場合よりも浸水が少なく安全が確保できます。ソックス付ドライパンツのみで沈脱、考えたくないですね。
インナーはやはりウールの厚手のタイツを履いています。

ウェアに限らず冬のパドリングに関するご質問もお気軽にどうぞ。

このページに「実践道具図鑑」というカテゴリーを追加しました。基本的に私が普段使用している道具を紹介します。モノとその情報が溢れ、その取捨選択に以前よりも労力を使っている方も多いのではないでしょうか。私はこんな仕事をしているので、自分の財布と時間を道具に使う事ができます。そこから得た情報が少しでも皆様の野外遊びに繋がれば嬉しいです。


第一回目はPFD。そのままだと「パーソナルフーティングデバイス」、またはライフジャケット、フローティングベスト、ボヤンシーエイド、などなど呼び方とそれぞれに定義がありますが要するにシーカヤックで使用できる救命胴衣です。


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Stohlquist Tow Motion

 ストールクイストの「Tow Motion」というモデルです。松本も昨年から使用しております。PFDは進化を続けていますが、それは主にフリースタイルカヤックの世界を主としています。なので最新の高品質なモデルは動き易さを最優先させてあります。無論ホワイトウォーターにおいて水流に揉まれても頭が水面に出る浮力は確保しながらです。動き易さ(カッティングの深さ)と浮力を両立するため、最近のPFDは腕周りを大きくカットして胸部に浮力を集中させる傾向にあるようです。昔ながらのPFDと比較するとそれらは胸部にボリュームがあります。確かに着心地とハードコンディションで頭が水上にでると言う点では申し分ありません。私もそういうPFDは持っています。が、シーカヤッキングの場合問題になるのは最乗艇の事を考えないといけないからです。今時のグラマラスPFDは最乗艇の際にフロント部分がデッキに引っかかる事が多いです。それをクリアできる腕力をお持ちのパドラーであれば良いのですが。
 ツーリング用(シーカヤック用)のPFDはフリースタイル用と違い背中のフォームが首の下まであり、脊椎を保護するデザインになっているのも特徴です。バウ沈で浜に背中から叩きつけられる可能性は常にありますからね。

 このTow Motionはその意味ではギリギリオールドスクールなタイプに属します。StohlquistのディセントやKOKATATのローニンなどと比較すると腕周りの快適さでは一歩劣るかもしれませんが、慣れれば判らないレベルです。フロントにポケットがありますが薄型なので最乗艇の際さほど気になった事はありません。スマートフォンがちょうど入る大きさのようですが、スマホを持ってない私はサングラス入れとして重宝しています。ポケットの蓋が硬いので安心です。その他はまったくオーソドックスなPFDです。その名の通りクイックリリースベルトが標準装備されます。Stohlquistのモデルに共通の胸からウェストに向かって引き絞るストラップもフィット感の向上に一役買っています。
クイックリリースベルトにつけてあるのはNorth Waterのトゥライン(別売)です。

 2013年は当店からの要望で国内代理店より特別に入れて頂いてましたが、今期は正規に国内販売されるそうです。
その他Stohlquistの他モデルも多数在庫しておりますのでお問い合わせなどお気軽にどうぞ。

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