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九州の島旅

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島で色んな人と話しをしていると噂が広がるのか、どこへ行っても「帆付きカヤックで枕崎から来たお兄ちゃん」として認識されているので、いろいろやり易くなります。

ここ下甑は自衛隊の島でもあります。山の頂上にはレーダー基地があります。




photo by S.Ose
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甑は見所が多く、寄り道してるとナカナカ前へ進めません。黒潮も向かい。のんびり進みます。

ベタ凪でも岬の一つ一つには強い流れが当たっているのを実感できました。
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東西に長い手打浜の真ん中に上陸。ここでも色んな人と話をしました。俳優の小倉一郎さん(「俺達の朝」など)もいました。ここのご出身だそう。ちなみに森進一もここ手打の出。「おふくろさん」の歌碑があり、フルコーラス聞けます。

夜、新村君が近所のじいちゃんに激しく気に入られていました。

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昨日から南東に風が変わって来ました。野間の丘の上にある風車を睨みつつ「もっと強く吹け・・・」と念を送ります。
普段のパドリングの時は風は敵ですが。。。

とにかく今日は甑海峡の横断。野間岬の先端から45k先の下甑島の長浜港を目指します。

photo by S.Ose

朝は駐在さんや仲良くなった方々が色々差し入れを持ってきてくれ、気を良くして話してたら10時を過ぎてしまった。。。



ルートの中盤までは風を感じ、軽くパドリングを入れると3~4ノットで巡航します。外洋らしいうねりがでてきた。至って穏やか。

大瀬艇とバカ話をしながらグイグイ進む。
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ちょうど半分の距離が過ぎたところで、スターンの新村君と前後交代。

手を止めても進むのが素晴らしい。巨大オニギリを食べたり、お菓子を食べたり、一服付けてるあいだも微妙に進んでくれます。

カツオドリが好奇心からかカヤックの上を何度も旋回しては去っていく。

甑まであと20キロを切るくらいで、ボーっと漕いでいると北へどんどん流されはじめる。最初は上げ潮かと思ったけど、これは黒潮だ。
このあとGPSの矢印が真っ直ぐになる事はありませんでした。。。このあたりの操船はまだまだ修行が必要だ。

風も弱まってきたので、黒潮の流れには人力で対処。バウを南に向け、これまでのパドリング人生でおそらく最長となるフェリーグライド。

巨大なイルカ(私はクジラだと思いたいが)が派手に潮を噴き上げていた。
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約8時間かけて下甑は長浜港に到着。明るいうちに着いて良かった良かった。

島という事もあるしこれまでの職質経験から、上陸するや否や駐在所へ出向き、「怪しいけど怪しいものではございません」宣言をすませ、酒屋でビール(この日はご褒美でプレミアムモルツ)を買って乾杯。
染み渡る。

地元の古老から昔のこのあたりのお話を聞く。

晩御飯は野菜のっけカレーと、どうしても食べたかった冷奴。

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昨日まではガッツリ向かい風でほとんどパドリング。ここ野間岬から甑島へ渡るつもりなので、良い風が吹くまで待ちます。

朝、港をブラブラしているとシットオントップで釣りに出ていたお兄さんからソーダカツオを貰いました。その場でサバいて胃袋へ直行。ウマかったです。
そのお兄さん(カツオマン)がこれまた興味深い人で。。。NYでのジャズマン生活など、いろいろ面白いお話を聞かせて貰いました。
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これまた定番となりつつある駐在さんの職務質問。絵が趣味だそうで、駐在さんが書かれた絵をたくさん頂きました。

まあ、確かに怪しいですなわしらは。

その他、この野間では風力発電の展示施設の女の子やその仲間の皆さんとお友達になり、その後いろいろお世話になるのです。。。鹿児島の人はみんな飾りが無くて本当にフレンドリーです。
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やっと待望の南寄りの風が吹いてきました。

今日は甑を望む事が出来る野間岬の北側へ移動。この旅で初めてセールの力を堪能できました。風を受けた瞬間、僕らのカヤックは別の乗り物に変身するのです。

5ノットオーバーを経験しました。風とバウが波を切る音だけを響かせ、海上を爆走しました。ダグ(Feathercraft社社長)本当にヤバい乗り物を創ったものです。我々3人の人生もこの風に乗ってグイグイ変わって行く実感がしました。

写真は野間岬を越える大瀬K1。

この開放感、自由感は体験しないと判らないことだった。

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今日は野間池を目指します。

ここで風が吹くのを待ち、一気に甑へ渡る計画です。

朝、駐在さんが自宅で採れた新鮮な野菜を持ってきてくれました。ありがとうございます。
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しかし皆さん見て下さい。風が無い、と言うか、あっても向かい風なのでパドリングです。それでもセールを張って風を受け流していると、推進力になる場合もあります。

パドリングはK2のバウ側は短めのダブルパドルもしくはシングルパドル、スターン側はエーク(サバニ用のシングルパドル)を使用しました。

ベタ凪でも、各岬の先端では、潮目が複雑に形成されていました。
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昨年もツアーで何度か訪れた沖秋目島をかすめて、北上します。

距離は短いものの、充実した一日でした。野間岬の根元、後浜のスロープに上陸し、ここが今晩の宿です。今日の晩御飯(当番制・今日は志郎ちゃん)は「野間の夕日丼」。ビールが旨い。

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鹿児島駅で集合して、3人で枕崎へ向かいました。カヤックは宿に送ってあります。

枕崎は鰹の街です。歩いていると鰹節の良いにおいがしてきます。
写真は高級品の「本節」。みんなおじちゃんからマル秘プライスで買ってました。

この日は食料の買出しなどをして、Feathercraftの組立てなど。K1、K2を使用します。その後はさっそく飲みに。
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翌日。宿(枕崎中央ホテル)のオーナーご夫婦にいろいろとお世話になりつつ出発準備。荒くれ漁師達が熱く絡んできます。

皆さんに見送られながら「行ってきま~す!」

立神岩を越えるまでは微風で進みましたが。。。
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結局その後は向かい風で、パドルで進みました。エンジン機関を使用しない、ハイブリッド(風&パドル)のフネならではです。

風はないものの、凄まじい開放感に包まれて旅が始まりました。

「俺達は海賊だあ~~~!!!」

この日は久志の浜に上陸。気持ちの良い浜です。
海賊なのでお巡りさんに職質を受けるのもしょうがないでしょう。でもいろいろと食べ物を頂いたり、トイレを貸していただいたり、すっかりお世話になってしまいました。

いつもはクルマで通りすぎる集落です。やはりカヤックで訪れないと判らないことばかりです。

夜中、地元の10代の女の子が浜に遊びに来て、志郎ちゃんと新村君はいろいろ話しこんだようです。私は寝てました。。。

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すっかり晴れた週明け、牛深へ漕ぎに行きました。

海の中から突き出ているのはかつての炭鉱の入り口。古いレンガ造りです。
九州ならではですね。

赤いK1に乗っているのははるばる東京からやってきた赤ちん君。やっとパドリングできてうれしそうです。
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沖合い5キロにある、某島を目指しました。ベタ凪、微風のシーカヤック日和でした。
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素晴らしい透明度で、フネの上からもテーブル珊瑚が見えました。

九州はまだまだ深いな~。

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昨夜は快適なキャンプでした。虫もいない、この季節はキャンプに最高です。

遠くにはイカ釣り船の漁火が見えます。

地元で仕入れたお刺身や干物、磯で獲った貝の炊き込みご飯、粗のお味噌汁などなどを貪りました。地元のSさん、U君も平戸の焼酎とテンプラ(練り物)を持って遊びに来てくれました。ありがとうございました。
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今日は平戸島をパドリングします。地元の「お魚祭り」を冷やかしたりしつつのんびりスタート。

火山岩の海岸と美しい砂浜が続くエリアです。春にごりが残るものの、それでも圧倒的な透明度です。
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徐々に風が強くなってきたので、美しいビーチでゴールとしました。ここ平戸エリアは、風の影響と、日本でも有数の潮の速さという自然の厳しい場所でもありますが、それだけにシーカヤックには魅力的です。地形も変化に富んでいます。

また前述の捕鯨や隠れキリシタン、密貿易などの歴史や文化、多種多様な海産物に恵まれた島でもあります。せっかくカヤックで遊ぶなら、まずは近く(九州)の海をもっともっと知りたい!と毎回思います。あ~時間が足りない。

帰りはお約束の平戸チャンポンを食べて帰福。

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生月島の西側には結構デカい洞窟もあります。ちょっと判りにくい場所ですが。
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どうしても洞窟を潜らねば気がすまないシーカヤッカーの皆さん。これも穏やかな日ならではですね。
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断崖とベタ凪。シーカヤックをやってて良かった!と思う一瞬です。

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有田陶器市を目指すクルマの群れをかき分けかき分け、平戸方面へ。

生月大橋の袂から出艇。

岬を回りこむ風に耐えたら、あとはこの通りベタ凪。今年の私は今のところ「凪男」です。
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二つ岬を越えると見えてくる「はなぐり洞門」です。見事な海蝕洞です。
この海の厳しさを表しています。
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ゴロタの浜に上陸してお昼ごはん。後を振り返ると絶壁が迫ってきます。うひょ~。

ここ生月島は九州でも有数のフィールドです。

かつては日本でも最大級の捕鯨基地として栄えた島でもあります。
いたるところに鯨のモニュメントや鯨を奉った神社があります。

最近、わが国の捕鯨に関してオチョボぐちでイチャモンを付ける白人&白人に媚びる日本人がウダウダ言うとるようですが、そんな輩はカヤックにでも乗ってこの島を旅してみると宜しい。鯨とともに生きてきた島の生活を見て、同じことが言えるか試してみい!

別に私は鯨が食べられなくても良いです。好きだけど。それは牛でも同じです。他にもたくさん食べ物はあるので。
ただ、私ら日本人はよその国の人が食べるものにイチャモンを付けたことはない。
そもそもペリーは日本に何しに来たのか忘れたんかアンタらは。

サザンワークスでは「○○ゴニアを着て鯨を食べよう」キャンペーン実施中です!?

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早朝4時にトレッキングへ向かう皆さんを送り出して、今日カヤック組は再び就寝。。。気持ちいい。。。

ゆっくり起きだして今日は栗生周辺でパドリング。雲ひとつない青空、暑い。

川を遡ると、すぐに沢。素晴らしい透明度。
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川を下って海へ。山々を眺めながらのパドリングは新鮮です。

遠くに見える花崗岩の尖塔は七五岳。
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ガジュマルの樹が見事な中間の集落でランチ。樹のそばからは清水が湧き出しています。

「雨の日に転んで、足の骨折った」という爺ちゃんが激しく迫ってきました。

カヤックのあとは温泉に入って、網元直営のスーパーで刺身を買ってロッジに戻る。ゴハンの支度をしているとトレッキング組が帰ってきました。今日は更に凄い人出だったそう。お疲れさんでした。

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